log 2006. October. 1/2

フェムトセカンド

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下に降りるほど古くなります。

2006年10月:その1、その2

■2006/10/14 土曜日

学会初日の朝

携帯の通話料金の違い@DoCoMo
海外アトランタ
日本

だいぶ高いことが判明。通話料が日本の3倍以上。メールも一通50円+α。むむむ。でも、携帯があるとすごく便利。学会に来てる研究室のメンバーと簡単に連絡がとりあえる。

こっちは10/14、朝の9:48。日本は10/14、夜10:50。朝です。昨日まで泊まってたニューヨークのユースホステルとは段違いに高級なホテルなお陰で、今朝はぐっすり眠れた。眠りがすごく深かった。今日は学会初日。プログラムは午後から。午前は少しゆっくりしよう。

ニューヨークで二日過ごしたわけだけど、すでに食べ物のまずさに閉口していたが、アトランタに来てからはそんなにまずくなくて、むしろちょっとおいしいと思えて、よかった。今朝食べた朝食のワッフルは焼き器があって自分でその場でつくって食べるんだけど思いの外おいしくて、幸せだった。

写真はニューヨークの初日の夜に入ったバーででた食事。フライドポテトにチーズがかかったやつ、チキンサラダ、ナチョス。とりあえずチーズこってり、油ギトギト。お前ら旨みという概念がないだろ!と叫びたくなる大味っぷりだった。

■2006/10/14 土曜日

アトランタに

着きました。ひさびさのネット。これからご飯を食べに行きます。

■2006/10/11 水曜日

搭乗、ニューアークへ

いよいよ搭乗です。ニューヨークのニューアーク空港まで12時間のフライト。

行ってきます。

■2006/10/11 水曜日

出発の日

いま成田エクスプレスに乗って成田空港に向かっている。プラス2000円の特急券で空港までゆったり座っていける。すこし贅沢しすぎたかな。

昨日は久々の授業と輪読で一日中頭をフル回転させてたおかげで、帰ってコンビニ弁当を食べたぐったりして寝てしまった。そんなわけで朝早くから奔走する。

ありったけのパンツとシャツと靴下を用意する。それでも日数分には及ばず。わずかにある洗濯ものをする。冷蔵庫に残っているウィンナーと牛乳とコーラと納豆を胃の中に処分する。食べ合わせも栄養バランスもあったもんじゃない。ゴミ捨て。後期の学費の振込。現金の調達。鼻炎の薬と白癬菌の薬を買う。リポビタンDも箱で買ってもっていく。最後にトイレ掃除と風呂掃除。

海外で使える携帯電話の手配もした。番号はそのままで米国にいるオレの携帯に電話ができる。スゴい時代になったものだ。携帯のメールも届く。ただし通話もメールも通信料がばか高いが。

アメリカの電源コンセントは日本と同じ形状、電圧は若干高い120V。PowerBookのACアダプタは240Vまで対応で、問題ない。とりあえずぱっと思いつく限りの準備はできたように思う。

■2006/10/10 火曜日

カンデル二回

久々の授業、久々の輪読。授業は朝9時から。学生がオレを含めて4人しかいなかった。この授業はカンデル(神経科学の標準的な教科書)を輪読する授業なのでこの人数でやると2回か3回担当しなければならない。オレとしてはたくさん読めるので大歓迎である。高負荷になることは火を見るよりあきらかだが、望むところだ。

午後の輪読もやはりカンデル。いままでは本の中盤を読んでいたが、最初に戻って2章。中村研のドクター、澤さんがやってくれた。

カンデル前半は神経細胞の分子生物学、細胞生物学に終始していて、読んでいて面白くない。知っていても大していいことはない。知らなくてもなんとかなる。それども知っていなくてはいけないと思うし、一度は通るべきだと思う。ともかくさっさと通過すべきところだ。さっさか読んでやる!

旅行のため、5000円の保険に入った。死んだら2000万らしい。

国内旅行と違い、着いたらどんな風になるか検討がつかない。すなわちどんなものが必要か想像できない。海外ははじめてではないが、米国は行ったことないし、学会に専念するためそれなりにスマートに行動しなくてはならない。 やったことないことはどうしたって想像力がわかない。いや、それを想像するのが本当の想像力か。

ノートパソコンは持っていくし、ホテルや会場ではインターネットに繋げられると思うので、海の向こうからも更新する予定です。

■2006/10/10 火曜日

アトランタの気温

http://weather.yahoo.co.jp/weather/world/amerika.html
アトランタは寒いらしい。最高気温と最低気温の差がはんぱなくでかい。

■2006/10/8 日曜日

はくち

http://www.eva.hi-ho.ne.jp/noppu/doc/hakuchi.html
勉強のあいまにドストエフスキーの「白痴」を読んでいる。(読書のあいまに勉強の方が正しいかも知れない。)とても面白い。が、登場人物がやたら多くて、しかもひとつの人物に対して複数の呼び名があるので混乱する。こういうページがあるとありがたい。

■2006/10/7 土曜日

ノイズキャンセリングヘッドホン

これ欲しい!
BOSE QuietComfort3
でも高い・・・。

■2006/10/6 金曜日

旅程チェック、履修申請

「壊れた脳 生存する知」を読み終えた。脳に障害を負った医者の人が自分の失われた認知機能について自分の言葉で日常に起こったこと、そして思ったことが書かれている。いままで脳・神経科学を勉強した知識で、「ここの部位がやられているからこういう障害が起こるんだ」というのがよくわかる。この人はお医者さんなのに脳・神経科学のことには疎いんだなと思った。お医者さんでも、自分の専門でないことには素人とあまり変わらないのだろう。例えば、左半身が麻痺して、触覚がほとんどないけど、痛覚だけは以上に強くて、それは不思議だ話があった。でも、神経科学的にはそれはあたりまえで、まず、触覚と痛覚が別経路であること、それから触覚が脳に伝わるスピードが痛覚より圧倒的に速いこと、そして、痛みの刺激が皮膚から入ったとき、まず、皮膚の触覚の刺激が脳に伝わり、後続する痛みの刺激を和らげるように働くことがわかっている。だから、触覚なしで 痛みの刺激が入ると、刺激を和らげる先回りの効果が働かないのでものすごく痛く感じられるのだ。
この人が損傷したのは右頭頂葉部分だが、working memoryの機能が低下しているようだった。working memoryは前頭前野だといわれていたが、そうでもないようだ。作業記憶まわりに関してはこの人もいろいろ書いていて参考になった。

昨日今日と、あまり生産的ではない仕事に追われている。アメリカ行きの準備と、後期の授業についての申請書書き。

とりあえず、アメリカ行きの日程はこんな感じです。

10/11 16:20 東京・成田
10/12 06:05 ニューヨーク(現地時間10/11の16:05)

以下、現地時間
10/13 12:30 ニューヨーク
10/13 14:58 アトランタ

10/14から10/18までSociety for Neuroscience。

10/19 06:55 アトランタ
10/19 08:05 ヒューストン

10/19 10:50 ヒューストン
10/19 14:20 成田(←日本時間)

日本とアトランタの時差は約14時間。アトランタはいつも東京の14時間前の時間になる。つまり、東京で午後2時なら、アトランタでは前の日の深夜0時。行きは一旦ニューヨークに行って、そこで二泊して、それからアトランタへ飛ぶ。帰りはヒューストン経由で帰る。安いプランをと考えたらこうなった。ニューヨークですこし観光ができたらいいな。

ホテルは会期中のはすでに押さえてある。13,14,15,16,17,18で計6泊。一泊149ドルで石川とふたりで泊まるから費用は約450ドル。日本円で約5万3千円。カードで払う予定。日本だったらもっと安いホテルを探せると思うのだが、いかんせんアメリカじゃちっとも勝手がわからない。学会のホームページ経由で予約できるホテルを選んでしまった。この先、国際学会に行くたびにこんなに費用がかかるのかと思うと気が滅入る。奨学金をとったり、補助を受けられるよう努力せねば。

後期の履修申請で、どんな授業をとろうか考えて一日経ってしまった。とりあえず、卒業までにあと3つ授業を受ければよいのは確かで、今期はとらなくていいぐらいの勢いだが、でもまあ、悩む。大学院に入ったからには自分の研究に専念しなければ行けない。それが大学院生の本願である。研究と関係のないことをやればそれだけ研究にかけられる時間が減るということで、学部の頃みたく興味のおもむくまま片っ端からいろいろな授業をうけるということは控えなければいけない。常に、何かを選ぶということは何かを捨てるということだということを肝に銘じて行動しなければいけない。それはそうなんだけど、まだまだ勉強したいことは尽きなくて悔しい。

ここ二日ぐらい3食自炊している。全然減らなかった米も、ちょっとずつ減っていっているようだ。おかずはゆでただけのウインナーとか、ゆでるだけのゆで卵とか、ふりかけとか、あとオムレツ作った。今日作ったのはキレイに出来た。でも味はいまいち。砂糖をいれすぎて、それから牛乳をすこしたらしてバターで焼いたのでまるでプリンみたいだった。納豆とサンマの缶詰もレパートリーに加わる予定。明らかに野菜がすくない。食生活がこうだと、心なしか力がでないかんじがする。でもお金は減らずにすんでいる。とりあえず野菜不足を補うために野菜ジュースを買った。

■2006/10/5 木曜日

今年読んだ本

ちょっと今年読んだ本をメモ。
近代科学を超えて、ウェブ進化論、グーグル、ビートのディシプリン4、池袋ウェストゲートパーク vol.6、段取り力、。。。あとまだあった気が・・・。

びっくりするぐらい読んでない。半島を出よはいつ読んだんだっけなあ?

過去の読書記録。
2003年 2004年 2005年

2005年は途中から記録が途絶えている。この年の2月に研究室に配属されて、論文や分子生物学、微生物生態学の勉強に明け暮れていたので他に本を読む時間がまったくなかったのだった。研究生活にはいると、空いている時間には自分の分野の勉強をしないといけないという強迫観念があるので他の本に手をつける気力がなくなる。

読書の記録をつけだした2003年に本を読むことに目覚めたのだと思う。蒙が啓かれたというか、読書なくして成長なし、というか、とにかくオレはもっと本を読まないとダメダー!という強い確信が生まれたのだと思う。それから年間100冊を目標にしてがんばっているが未だ達成できず。2004年に達成した50冊が最高だった。今は、その水準の5分の一ぐらいじゃないだろうか。きっと読むのが楽な本を選べば100冊はそう難しくはないと思うのだけどね。

■2006/10/5 木曜日

ゼミ、カビの生えた栗

昨日はゼミ。Dの3人が予備審査に向けてブラッシュアップのために発表。たくさん議論に参加したかったが、そうすると茂木さんの話す時間が減るため控えた。オレなんかとの議論はいつでもできるが、茂木さんとの議論はこのゼミの場ぐらいでしかできないから。茂木さんがものすごく忙しいのはわかるがもう少しなんとかなんないものかと思う。あと、CSLにいまだにゲストとしてしか入れないのが面倒で仕方がない。なんとかなんないものか。

栗を食べようとしたらビニール袋の中でびっしりとカビが生えていた。躊躇なく捨てた。

■2006/10/3 火曜日

Swatchのベルト

4日間実家に行っていた。 向こうに行ったら行ったでいろいろやることがあって、 のんびりできなかった。 でも、ひさびさに湯船につかれたし、 ハハの作るごはんが食べられた。

土曜は夜にボーイスカウトの会議とオーバーナイトハイキングの下見。夜にやるハイキングだから夜に下見しないと意味がない。

日曜日は14NJ(第14回日本ジャンボリー)派遣隊の解体式。これで、名実共にこの隊ともお別れである。はじめはやっつけ仕事のつもりで行った14NJで、これほど貴重な体験ができるとは思わなかった。日暮れ間近であたりが薄暗くなったときに、隊サイトに戻る道を歩きながらとてもなめらかな色の空を見ながら、「オレはこの活動が好きなんだ」と強烈に自覚した。あの時不意に込み上げた切なさは死ぬまで忘れない気がする。本当にいい仲間に出会えたし、ものすごく色んなことを学べた気がするし、何よりも楽しくて楽しくて仕方がなかった。毎日リポビタンDを飲んで、コーラを飲んで朝5時半から夜まで馬車馬のように働いて、夜は酒盛りを欠かさず、2時頃寝るという生活だった。体力的にはきつかったが、それを上回る報酬が脳の中に溢れていた。解体式の後、夕方に再集合して、リーダー仲間で14NJの打ち上げと称してやきとり屋で飲み会をした。オレはしこたま飲んだ。楽しかったのはいうまでもない。

月曜日は会社に行って仕事をした。会社のホームページ の更新作業。Perlでメールフォームを作り、商品の写真を追加した。親父がボンベの写真を撮るのに奮闘してくれた。日頃からいろいろな写真を撮っておいてくれればもっと充実すると思う。ホームページはもっと内容を増やさないといけないし、他のこともいろいろやりたい。それにしてもPerlでああいうスクリプトが書けるようになってすごくうれしい。

今日は渋谷によって時計のベルトの交換作業をしてもらった。ベルトが壊れてしまってつけられず、Swatchの時計は半年か1年放置されていたのだけど、ふたたび使われるようになるだろう。時計にベルトの色が合っていないのでへんてこな外観になったがなんか逆に愛着が湧いた。

この時計はすでに電池交換も一回行っているので間違いなくオレに使い倒されているツールのひとつである。結婚式の引き出物でもらったやつなんだけどね。この軽さとチープさが気に入っている。世の中にはウン十万とかウン百万とか、アホみたいに高価な時計をしている人がいるが、オレにはそういうのがわからない。なんていうか、あたかもその高級な時計を持っていることで「オレってすごいだろ」という示威行為をしているように見えて興醒めする。別に金持ちがつけてる分にはいいんだけど、対してお金持ちでもない人がつけてると あきれてしまう。ああいうのを貧乏人がつけると、わたしは中身がありません、と言ってるようなもんじゃないのかな。

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野澤真一