log 2006.July.

フェムトセカンド

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下に降りるほど古くなります。

■2006/7/27 木曜日

■病み上がり,梅田望夫さん

今日から試験期間です。

が、ここ3日間、風邪で伏せっていたのでなんの準備も出来なかったです。 無念。申し訳程度に、試験前にプリントをぱらぱらみただけでほぼ丸腰で試験にのぞみました。 とにかく、書けることを書いてきた。

こんな問題でした。

1、同期発火によって複数の情報が統合されるという仮説を説明し、実験データも説明せよ

2、Brain Machine Interface について説明し、その考えの基礎のひとつとなった「運動方向の方向符合化説」も説明せよ。

こういう問題は答えづらいし、非常に勉強するのが難しいからいやだ。 だけど、本質的なことを理解しているひとにとっては、難しいことではないし、 勉強する必要もないことなのだと思う。こういう問題にいかにきちんと答えられるかで、 そのひとがメッキかどうかわかってしまったりするのだと思う。

オレのメッキは、半分くらいはがれたかな(汗)

3日間、風邪で伏せってたと書いたが、火曜日は頑張って起きて、 茂木さんと梅田望夫さんの対談を聞きに行ったのだった。つい最近、梅田望夫さんの「ウェブ進化論」 という本を読んだばかりだったのでタイムリーだった。

茂木健一郎クオリア日記 2006/07/26 へ

話はよく盛り上がっていたと思う。茂木さんは、週刊誌のような紙媒体が決定的にダメなのはアーカイブ性 (容易に検索可能な蓄積・保存性)がないことだといっていた。その通りだと思う。 紙媒体には紙媒体の良さはあるからこれからも残るとは思うが、 2週間ぐらい経ったらちゃっちゃと電子版をネット上で配信すべきだと言っていた。 梅田さんは、「そういうことを会社の偉い人に説明しても絶対通じない」のだという。 ネットで無料配信なぞをした日にはいっきに売り上げが落ちると思っている。 だからもうそういうことは若い人に任せるしか無くて、「生物学的解決」を待つしかないと言うこと。 もうひとつ、印象的だったのは日本とアメリカはぜんぜん混ざり合わなくて、 水と油の関係なのだと梅田さんは言った。たえず振っていないと完全に分離してしまうとのこと。 バブル崩壊で景気が低迷していた時期はほとんど分離していたという。 いま、「失敗の本質」という本を読んでいるが、そこでも日本軍と米軍の組織の在り方の違いがとても露骨で、 わかる気がした。それから、茂木さんが英字紙はすべての記事に署名がついているのに、日本のにはそれがない! と叫んでいた。「毎日」だけが署名している。英字紙は基本的に誰もが新聞の記事を書くことができる。 しかし、日本は内部の人間しか記事が書けない。そこらへんを鑑みるに、英字紙はその始まりから 2.0だったんですねといっていたのが新鮮だった。

対談終了後、梅田さんにはサインをいただいた。ありがとうございます。 この本はうちの親父に謹呈する予定。ちなみにこの対談はAERAに載るそうです。何週間先かわからないけど。

今日は、試験の後、コンタクトレンズを買った。一日使い捨て。 非球面レンズというのにしてみた。前のより、クリアにものが見える気がする。

■2006/7/18 火曜日

■ 京都記ではなく大阪記

京都に着きました。2時間で着いちゃうんですね。 とくにこれといったこともなく、 軽く飲んで寝ます。

今更ですが、4月に大阪に行ったときのことを書きました。 長いので時間のあるときにでも読んでください。

4/4 大阪記

■2006/7/18 火曜日

■ ストレンジアトラクタ

また寝られなかった。 えーんえーん。 木曜日に提出すればいいレポート京都に行くために 今日提出しなければならないので そういうこととなった。

ちなみに成果物がこれ。ローレンツモデルのストレンジアトラクタ。 カオスがでてくるモデルとして有名。 パラメータを変えると3つの解挙動をしめす。 一つめは原点に素直に収束する。二つめは弧を描きながらx、yとzがそれぞれの値に収束する。そしてみっつめがこれ。 延々とこの蝶の羽根のような軌道を描き続ける。二度と同じ軌道は通らないんだって。 なんか、独特の形がひきつけられるグラフである。

今日は授業をうけてそれからすこし作業をして、 夜に京都に向かいます。 日本神経科学会を見物してきます。

http://www.congre.co.jp/neuro2006/

だああ 。 まだ荷造りも何もしてないよ。 学割とって新幹線の時間調べなきゃ。 何時の新幹線に乗れば無事京都に着くのだ?

■2006/7/14 金曜日

■ リミットサイクル

動的システム論の授業。 リミットサイクル、大域的解析、引き込み現象の例。 引き込み現象の例はベローゾフ・ザボチンスキー反応が出てきた。 どこかで見たなと思ったら、 学部時代に「非線形現象の数理」という授業でやったのだった。 他にもおもしろいリミットカオスあり。 なんのアクチュエーターも無いのに足の構造を与えただけで 坂道を勝手に歩いてしまう力学系の模型があって、それが見事だった。 そうだよ、2足歩行ロボットにはこういう視点が欠けてるんだよ、と思った。

長津田で途中下車して石川と昼食。 長津田は全然栄えてなくてお店がないのだが、かろうじて発見した店に入る。 650円からと書いてあって、それなら安いと思ったが、 メニューをみると650円の食べ物はのってない。 聞くと、単品だけだといい、セットは750円からということ。 まあ750円ならいいかと思ってミックスフライセットを注文。 食後にアイスコーヒーをつけてもらった。 そしたらお会計で900円とられてしまった。 どうも、アイスコーヒーは+150円だったらしい。 ぼったくられた気分。 もっといろいろわかりやすく表記して欲しい。

石川とわかれて菊名のアパートに戻る。 実家に戻るため荷物をまとめる。 それから五反田のCSLに向かう。 今日はゼミがないということなので、急がなくても大丈夫なはずで、 五反田に5時についた。

ちなみにこれがCSLのホームページ
ソニーコンピューターサイエンス研究所(CSL)

着くと、ゼミはないはずだったが、「野澤が来たのか。人数もいくらかいるからやるか」という 流れでゼミが開かれることになった。オレを含め、5人で開催。 田谷さんがACC(前帯状皮質)が学習の履歴を反映しているのではないかということを 提案する論文を紹介。 少人数だったので、質問がしやすく論文の内容がよくわかった。 ともかく、ACCのあたりはおもしろそうだ。

CSLを辞して実家に向かう。車中で読みかけだった梅田望夫さんの「ウェブ進化論」を読む。 梅田さんは今度CSLに来て茂木さんと対談するらしい。 最近、インターネットの世界にかなり興味がある。 今更と思うかもしれないが、IT革命は今なお進行中で、 これまでの社会構造を大きく変えようとしている。 というかぶち壊している。 大げさではなくIT革命は産業革命に匹敵するぐらいとんでもない大変革だと最近認識するようになった。

実家に帰ってきて久々に「家庭の味」をむさぼる。 いつもいつも外食ばかりなので本当にありがたい。 体重計に乗ったら65kgで以前と変わりはなかった。 親父は脱腸の手術で入院していて今日退院したとのこと。 とりあえず元気そうだった。よかった。 ハハはPCの調子が悪いと愚痴をこぼしているので やはり新しいのを買ってこようか。ちゃんと新品を。

前回の動的システム論の課題のプログラムソースを修正して二つの振動系が相互作用するものに書き換える。 もっと難航するかもしれないと思っていたがどうもできたようだ。 うれしい。

■2006/7/13 木曜日

■ 深夜の掃除

いま夜中の3時です。

昨日はHTMLをいじって遊んでたくせに 課題がなかなか終わらなくて朝の4時か5時くらいまでやってた。 3,4時間寝て学校に行く。 がんばって起きていったわけだが、 午前中の授業の70%ぐらいを寝てしまって 全然授業が理解できなかった。 意味がない・・・。 午後の授業は寝ずに済んだ。

今日は課題の提出などはなく、 ひさしぶりに夕方に家に帰ってきた。 運良くアマゾンで注文した本が届いた。 部屋の掃除をしようと思ったが、 体が重くいつの間にか寝てしまった。 起きたら12時ぐらいになっていた。

そのまま寝続けても良かったんだけど、 こんなに時間があるのは滅多にないので、 起きてご飯を炊いて部屋の掃除をした。 今回はご飯が完璧に上手に炊けた。 掃除は端から端まで掃除機をかけて、床を拭いた。 散逸している細々としているものを とりあえず空いた段ボールの中に突っ込んだ。 そうしたらだいぶ部屋が広々とした。

■2006/7/12 水曜日

■ 過去ログを少しいじる

英会話に行って、学校に行って置き忘れたACアダプタをとってきて帰宅。 英語はもっとちゃんと予習と復習をしたい。 予習復習をすれば勉強効果は2倍、3倍に旨みが増すと思うのだけど、 なかなかそんな時間がない。

帰ってきてからこのページの過去ログをいじっていた。 すこし前に比べたら戯れにそういうことをやる余裕があると言うこと。 HTMLをちまちまいじってデザインを洗練させていくのはすごく楽しい。 ほっとくとそういうことをやって半日や一日はあっというまに費やしてしまうので、 なかなか手が出せない。 時間があるときを見つけてはちまちまデザインをブラッシュアップしていこう。

グーグルのサイト内検索をつけてみたのだが、 どんなキーワードを入れても何も引っかからない。 どうもグーグルにはこのサイトは認識されていないようだ。

■2006/7/10 月曜日

■ 早い朝ご飯 

3時頃寝たが、腹が減って眠れず、結局起きて、いま(4時)朝ご飯を食べてる。

今日が10日だから、7月も3分の1が終わったことになる。 スケジュール表をみると、もう待ったなし状態なのがわかる。 今週の土日は一泊キャンプがあって、 来週の水曜から金曜は京都で学会で、 さらにその次の週の木曜日から試験期間に突入。

8月もカレンダーのほとんどが埋まっていて、 6泊7日、3泊4日、2泊3日、3泊4日とおよそ月の半分を外で過ごすことになる。

このスケジュールが大変だとは思わないが、 気を抜けないなと思う。

運動していないから太ったと思っていたが、 実は前より痩せているんじゃないかと思うようになった今日この頃。 心なしか脇腹のあたりがすっきりしたような・・・。 今度、実家に帰ったときでも体重を計ってみなけりゃ。

■2006/7/9 日曜日

■ ACアダプタ

昨日は渋谷のアップルストアに買い物に行った。 PowerBookのACアダプターを買った。 CSLにACアダプターを置いてきてしまったのだ。 CSLには次の金曜日まで行かないのでそれまでACアダプターがないことになる。 PowerBookなしでは一日も生活が成り立たないので 背に腹は代えられず購入したわけだが、 1万円もした。 ぼったくりすぎじゃないか?!

■2006/7/7 金曜日

■ 旗の台駅

旗の台駅で柵にもたれて風に吹かれた。 心地よい風だった。 ここのところ空いた時間があれば 学校でも電車の中でもとにかく PowerBookを取り出して かじりつかんばかりに猛烈に作業をしていたので こういう感じは久々に味わう。

今日は完全に午前の授業をサボタージュしてしまった。 いつもの時間に目覚ましで起きたんだけど、 起きた瞬間に「これはだめだ」と 授業に行くのを諦めてしまった。 まともに起きあがれる気がしなかったし、 支度をして電車で移動して140分の授業を聞く気力が まったく沸かなかった。 そのまま昼まで寝ていた。 今は、ゼミのため五反田に向かっている。 2時半からなのにすでに3時。

■2006/7/5 水曜日

■ canとcould

天秤座 (9/23-10/22)
先月の努力が形に現れ希望が出て来ましたが、まだまだ頑張って下さい。才能はその人の努力の上に花を咲かせるものです。人の助けを期待しないで、 何事も自分でやって行く気迫をもって下さい。今月は思いがけない臨時収入があるかも知れません。ラッキーアイテム テイーポット、指輪

だそうです。まだまだ頑張らなきゃいけないらしい。わかってます。

今日は英会話の授業で驚愕の事実を知った。couldはcanの過去形ではない!ということ。 かなり驚きの事実だった。
I couldn't eat lunch yesterday.
と言った場合に、それが過去の出来事だとわかるのはyesterdayという単語があるからで、 couldn'tという単語があるからではないらしい。 だから、 I couldn't eat lunch.と
I can't eat lunch.
は同じ意味だというのだ。 canとcouldの違いは丁寧さの違いだけだということ。 ん、じゃあ
I can't eat lunch yesterday.
ともいえるのか?

英会話の後は学校へ行ってグループのメンバーと課題について話し合ったり、 レポートを書いたりする。 電車の移動時間もフルに使って課題をやっているが、 まだ終わらない。 オイラー法、2次と4次のルンゲ・クッタ法で実際に数値計算する課題は さっくり終わった。 こないだ出した遺伝的アルゴリズムの課題は未だに不完全。 ともかく、時間さえあればPCに向かって作業しているのだが終わらない。

この間買ったエクセルが大活躍している。 5万行のデータを扱うにはソフト的にも、PCのメモリ容量的にも力不足感が否めないが、 勝手の知ったソフトなので、いろいろとはかどる。 エクセルは偉大なり。

■2006/7/5 水曜日

■ ヨーグルト

昨日はあまり寝ていないにもかかわらず、元気だった。 頭が良く回って、体の調子も良かった。 思わず坂を駆け上がってみたり。 授業中も積極的に質問したり発言したりした。 なんでだ? サッカーの疲れが解消したということだろうか。

最近は毎日ヨーグルトを食べるようにしている。 なんか、ヨーグルトを食べるとお腹の調子がいいし、 体調もいい気がするからだ。 去年微生物をやって、微生物のすばらしさを知ったせいでもある。

これから英会話に行ってきます。 忙しい一日のはじまり。

■2006/7/3 月曜日

■ 舟を漕ぐ

遺伝的アルゴリズムの計算機実験のレポートを不完全ながら提出して11時45分の電車で帰る。 今は午前3時で、また十分な睡眠はとれそうもない。

今日は輪読で、抗しがたい睡魔に襲われ十数分舟を漕いでいた模様。 こんな状態で話を聞いても頭に入るわけもなく。 前期はこんな感じで終わっていくのだろうか。 大学院生の本分は研究であって勉強や授業ではないのに!

寝不足に加えて体調が悪い。 ともかく止まらない程度に休むしかない。

■2006/7/2 日曜日

■ すでに下り坂

6月が終わって7月になった。今年も半分の折り返し地点を越えたということである。 毎年思うけど、日数的には半分でも、夏至はもう10日ぐらい前に終わっていて、 日の長さはすでに下り坂に入っているのだ。 まだ夏の盛りにもなっていないのに日の長さは短くなるだけ。 なんだか切ない気分になってくる。

今月はまたもや忙しい月になりそうだ。 一瞬も気を抜けない予感がしている。 提出すべき課題がすでに三つ。 授業中の発表が2回。 ボーイスカウトの一泊キャンプが一回、会議が数回。 月末には期末試験が控えているし、 7月19日から21日までは京都に学会の見学に行く。 考えるだけでも恐ろしいハードスケジュールである。

日本神経科学大会2006@国立京都国際学会

ともかく、7月をなんとか乗り切ることだ。 8月も忙しいが授業の類ではない。 急げ急げ急げ!

■2006/7/1 土曜日

■ A.I. Cup

今日は知能システム科学専攻の研究室対抗フットサル大会だった。 一回12分の試合を6回やってきた。 もう体がボロボロ。 小難しいことはできないので、犬のようにボールを追いかけてきた。 成績は1勝4敗1引き分け。 かろうじて一勝できた。 まあでも、声のでかさと気合いとコートを往復する回数はきっと一番だ。 午前中は晴れていたが午後になって雨が降った。 それでもお構いなしにがんばった。 「どのぐらい雨が降ったら試合は中止か」と聞かれた審判は 「前が見えなくなったら」と答えていた。

メンバーがみんな素人なのでやりやすかった。 周りが経験者で精度の高いプレーをされるといたたまれない気持ちになるので、 こういうメンツでやる方が気楽でいい。

今読んでいる小松左京の小説「日本沈没」はとても面白い。 1973年に書かれた小説で、 当時の雰囲気が伝わってくる。 といっても1973年にオレは生まれてないけれど。 街の描写とか人物たちの言葉遣いにそういう印象を受ける。

だけど、それ以外の部分はぜんぜん古くない。 むしろすごく現代的だ。 失礼な話だけど、もっと前近代的な思考回路をもっているのだと思っていたけど、 そんなことは全然なかった。 そこに登場してくる人たちは今となんら遜色のない知性を持っている。 それを見て驚き、うれしかった。 そういう人たちがいたから高度経済成長も達成できたのだろう。 出てくる人物がみな自信に満ちているのだが、 確かに、1973というのは高度経済成長末期で、 そういうことなのかもしれない。

2006
 4月: 1-30大阪記
 5月: 1-31
 6月: 1- 5 5-1011-2021-30
 7月:1-31
 8月:1-31
 9月:1-30
10月:1-1516-31
11月:1-30
12月:1-31
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femto second = 10-15

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since 2006/4/1
野澤真一