元旦

2004-01-01 (Donnerstag)

ええと、あけましておめでとうございます。
ああ、年あけちゃったじゃん。

大晦日に家に帰ってきたのが夜の11時50分とかで、
なんとか年内に家に戻ってこれたものの、
両親はすでに寝てて、妹は家にいなくて家は真っ暗だった。
わざわざ帰ってきた意味がないし、
両親に対して罪悪感を感じた。
無性にそばが食べたくて、
コンビニにカップ麺のそばを買いにいった。
それで帰ってきたら0時をまわっていた。

我ながらカップ麺のぞばを年越しそばにするなんて
なんて馬鹿げてるんだろうと思ったが、
とにかくそれらしいものでいいからそばが食べたかった。

03年の年越しそばと泡盛

そんなこんなで、今は泡盛をあおりながらこれを書いている。(AM01:10)
大晦日の昨日は去年も書いたように
「1年を振り返って」みたいなことを書こうと思っていたんだが、
それは叶わなかった。

2回目の風邪

2004-01-11 (Sonntag)

また風邪引いてしまいました。
今日で4日目突入です。
明日にはよくなるでしょうか。
微妙です。
日記を読み返したら去年10月31日からの数日間も風邪をひいていた。
この冬2回目の風邪です。
むかしの親父なら
「おめーは虚弱体質なんだよ!男ならもっとしゃんとしろしゃんと!」
といやみをタラタラに言いそうだ。

なんか母親にうつしたっぽいんですがどうしよう・・・
ごめんよママン!

日記をさらに読み返してたらおととしの今頃も風邪ひいてた。
−−−−−そうだ、思い出した。
あのころのオレは受験生でちょうどセンター試験の直前だった。
そっかー、センターかぁ・・・・とちょっと感慨にふけってしまった。
今年はエールを送る人はいないけど、
受験生には無条件で優しくします。たぶん。

新しい気分で

2004-01-13 (Dienstag)

今日が最終期限日で、出し忘れたら即、留年決定になったであろう
レポートを出した。
それはもうすさまじくひどいできのレポートだった。

冬になってから急激に失速したせいで
せっかく消えていたのに、留年の2文字が再び点滅しはじめてしまった。
どうなることやら。

そのあとすこし遅刻で1限の授業に入室。
つまらない授業だとは思わないけど、
ノートをとりたくなる程、目新しくて理解が難しい話はでなかった。

そのあとの、2限3限4限はでなかった。
どれも出る気のしない授業だった。
それでも4限だけは気になったが、
そのために4時間も時間を潰すのはいやだったので帰った。

歩くのが気持ちよかった。
曇り空だったけど、その下を歩くのは十分気持ちよかった。
5日ぶりの外出だからだろうか、
見なれているはずの景色がやたら新鮮できれいだと思えた。
曇り空がうつくしい。
コケの生えたコンクリートの壁がうつくしい。
雨に濡れたアスファルトがうつくしい。
名前の知らないゴミの混じった街路樹がうつくしい。
ワーズワースにでもなった気分だった。

ただひとつうつくしくないと思ったものが人込みだった。
人が密集している場所には行きたくなかった。
ただ、密集していても、混沌としていれば平気だった。

ほんとは2限の授業にもでようと思っていたんだけど、
ちょこちょこ用事を済ませていたら遅れてしまって、
すでに授業の始まっている教室に入ろうとしたら中はすごい人口密度だった。
それを見て、瞬間的に苦痛を感じて
それ以上教室に足を踏み入れるのが嫌になってしまった。

人口密度が高かったのは人気の授業だからではなく、
受講者数に比べて教室のキャパシティが小さいせいだ。
もちろん座席数が受講者数より少ないことはなく
3人がけの机に3人の人間が座ればなんとか収まる。
でもそれだと窮屈で授業をうけてて疲れる。
オレの場合、こういう状況が一番疲れる。
それでもその授業が面白ければちゃんと耐えられるけど、この授業は無理だ。
まったく面白くないわけではないしたまには面白い話も出てくる。
オレにとって致命的なのは内容の薄さだ。
この程度なら自分でフォローできるなと思えてしまうと、途端にさめてしまう。
そうするともう授業が苦痛になってしまう。
これに窮屈さが加われば完璧だ。
授業を受けるから耐えるモードになってしまう。
この状態が一番消耗する。病み上がりでは耐えられない程に。

思えば今年(というか今年度)はそういう授業によく耐えたもんだ。
授業のほとんどが、そういう授業だった気がする。
単位のためと称して黙々と耐えてみた。
特に前期は良く耐えてたと思う。
後期になって、とくに冬になって堕落してしまったけど、今思えばしょうがないという感じだ。
やはり来年はそういう授業は容赦なく放っとこう。
自分に忠実に生きようとオレは思う。
ワガママになってもかまわない。
人様が苦い顔しようと気にしない。
ただ、単位はなんとかとらなければな、むむむ。

そんなことを考えていたらまた勉強がしたくなった。
未消化のものが溜まっているし、もうすぐ試験だ。
試験で一発逆転を狙おう。去年みたいになって汚名挽回は嫌だからね。

気分が前向きになってきたらお腹が減ってきた。
まだ、ちょっと無理をすればすぐに熱がぶり返しそうな体調だったけど、
池袋に寄り道をした。
光麺で熟成光麺全部のせを食べた。
時間が早かったので、案の定並ばずに座れた。
半分食べない内にやはりお腹一杯になり気持ち悪くなってしまった。
何日間もろくに飯を食わず過ごしていたので胃が小さくなってしまっている。
しかし一杯980円だし、もとをとるために食わねば!と貧乏根性むきだしでがんばった。
なんとか、「いちおう食べた」というぐらいまで食べることができた。
(いくらか具がスープに浮いていて底を探ればまだ麺が出てきそうな状態)
店を出て、信号を渡り、今度はジュンク堂に寄った。
で、・・・・・・・いいや、もう書くの疲れた。
ジュンク堂をぶらぶらして、それから今度はビックカメラP館をぶらぶらして、で、帰った。
どっちもぶらぶらするのが楽しかったしいろいろ収穫があった。

ふう。
まぁそんな一日でした。

書店にて

2004-01-22 (Donnerstag)

帯の「・・村上龍・・・」という単語につられて
斉藤孝の「質問力」という本を手にとった。

村上龍は好きな作家なんです。
趣味悪!とか言われそうだけど。

ちらほら読んでみるとこの「質問力」という本は
対談の文章を題材に質問力を養成するという目的の本だった。
斉藤孝は「声に出したい日本語」などの本を書いていて
日本語に関する本をよく書いている、有名な人だ。
自分は確かこの人の本を2册読んでたはずだ。
(「読書力」と「スラムダンクな友情論」だった)

そんなわけで、村上龍と斉藤孝が繋がったわけで、なんだか嬉しかった。
オレはなかなかいい線いってるんじゃないかとか思った。
(や、いい線がどうのこうのとかカンケーないけど・・・)
ちなみに、他にも谷川俊太郎とか河合隼雄なんかがでていて嬉しかった。

村上龍のでてくるところを読んでいると
そこでは村上龍と小熊英二の対談が引用されていた。
それでさらに嬉しかった。
小熊英二という人は少し前から気になっていた人だった。
AERAの電車の中吊り広告でこの人を初めてみて
「気持ち悪い顔してるな。(失礼)」と思い、
「なんでこんなに気持ちの悪い顔の人が表紙なんだろう(失礼)」と思い、
そして何故だかこの人のことが無性に気になってしまった。
なんでそんなに気になったかはいまでもよくわからないけど、
とにかくすごく気になった。
それで、その号のAERAを手にしてみたら
どんな雑誌にもあるように表紙の人物の小さなインタビューが載っていた。
たった5センチ四方ぐらいの記事だったけど、
そこに書かれていた彼の言葉にものすごい共感を覚えた。

そんな風に思っていた小熊英二が村上龍と対談をしていたのでびっくり。
しかも、その対談は「存在の耐えがたきサルサ」という
村上龍の対談集に収録されているらしく、
それはすでに読んだことのある本だった。

ということはすでに小熊英二という人を知っていたことになる。
そーだったのかーすっかり忘れてたと思い、
再び「存在の耐えがたきサルサ」をめくってみたが小熊英二との対談は載ってなかった。
なんだ、ぬか喜びさせやがってと、
一瞬、斉藤孝に間違ってますよ!の手紙でもかいてやろうかと思った。
でも、そんな簡単なこと間違えそうな人じゃないしと思って、
ちょっとネットで調べてみたら「存在の耐えがたきサルサ」という本は2册あって、
片方はオレが持っている文藝春秋からでているやつで、
もう一方はその後に文庫で出版されたらしく、文春文庫からでていた。
それで、あとから出版された文春文庫の方には新たに2人の対談が追加されているらしかった。
その二人のうちの片方が小熊英二らしかった。

明日にでも買いに行こうと思う。

ところで、ネットの本屋さん・アマゾンで「村上龍」というキーワードで検索したら
244件もヒットした。
村上龍の著作はけっこう読んだつもりになっていたが10分の1も読んでいなかったようだ。
コノヒト多産すぎ。

本の話が出たついでに去年の読書ノートをはっつけときます。
だれか本の話しません?



小熊英二のホームページらしきもの。
http://web.sfc.keio.ac.jp/~oguma/



2003読書ノート

01 01/01 物理学とは何だろうか(上) 朝永振一郎 岩波新書
02 01/03 物理学とは何だろうか(下) 朝永振一郎 岩波新書
03 01/04 我輩は猫である 夏目漱石 新潮文庫
04 01/04 剣客商売・辻斬り 池波正太郎 新潮文庫
05 01/06 ケルト神話と中世騎士物語 田中仁彦 中公新書
06 01/07 新宿の万葉集 リービ英雄 朝日新聞社
07 02/** ご冗談でしょうファインマンさん(上) R.P.ファインマン 岩波現代文庫
08 02/** イスラームと世界史 山内昌之 ちくま新書
09 02/** テニスボーイの憂鬱(下) 村上龍 集英社文庫
10 03/19 ブギーポップ・スタッカート ジンクスショップへようこそ 上遠野浩平 電撃文庫
11 03/20 五分後の世界 村上龍 幻冬社
12 04/23 ご冗談でしょう、ファインマンさん(下) R.P.ファインマン 岩波現代文庫
13 04/23 春琴抄 谷崎潤一郎 新潮文庫
14 07/18 (東大式レッスン!)戦争の日本近現代史(征韓論から太平洋戦争まで) 加藤陽子 講談社現代新書
15 07/18 「甘え」の構造 土井健郎 弘文堂
16 07/30 4TEEN 石田衣良 新潮社
17 08/10 チムール(シルクロードの王者) 川崎淳之助 朝日新聞社 1977
18 08/21 スラムダンクな友情論 斎藤孝 文春文庫
19 09/** 中央アジア歴史群像 加藤九祚 岩波新書 1995
20 09/18 コンプレックス 河合隼雄 岩波新書
21 09/21 凍える牙 乃南アサ 新潮文庫
22 09/22 トパーズ 村上龍 角川文庫
23 09/26 クラシック音楽のすすめ 大町陽一郎 講談社現代新書 1965
24 09/27 最後の家族 村上龍 幻冬舎文庫 2001
25 11/08 教養主義の没落 変わりゆく学生エリート文化 竹内洋 中公新書 2003
26 11/27 法とは何か 渡辺洋三 岩波新書 1979
27 12/01 池袋ウエストゲートパークIV電子の星 石田衣良 文藝春秋 2003
28 12/05 日本語の文法を考える 大野晋 岩波新書 1978
29 12/09 翻訳と日本の近代 丸山真男 加藤周一 岩波新書 1998
30 12/10 好き?好き?大好き? R.D.レイン みすず書房 1978
31 12/22 ソフィーの世界 〜哲学者からの不思議な手紙 Jostein Gaarder著 池田香代子訳 NHK出版 1995(原書1991)





12分の1

2004-01-31 (Samstag)

今日で1月も終わり。
一年の12分の1が終わってしまったわけだ。
そう考えると早いにゃあ・・・。

ホームページを移転したついでに
あちこち手直ししようと思っていたのだが
結局というかやはりできないでいる。
カウンターはまた0からスタートになっているが、
ちょっといじればすぐ前の場所のカウント数の続きからできるのに、
なんとなくめんどくさくてやってない。
試験が終わって春休みに入ったらきっとやろう。
きっと、きっと・・・

おととい、「ラブストーリー」という韓国の映画をみました。
シナリオは古典的ともいえるストーリー展開だったが、
その構成・内容はすごく秀逸だと思った。
伏線の入り方も精巧だった。
映像もしっかりとしたつくりで、美しかった。
だけど、そういった評論家じみた評価などどうでもよいぐらい、良い映画だった。
映画を見て泣いたのはひさしぶりだったな。

冬目景の「イエスタデイをうたって」の連載がやっとはじまった。
今日発売のビジネスジャンプに掲載されてます。
最後に掲載されていたのが去年の7/15発売号で半年以上前だ。
じらしすぎだよー!