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今日はとても調子がよかった。こんな体も心も快調なのは一年の中で3日あるかないかぐらいだ。ここのところ10時前には絶対起きられなかったのに7時半に起きて9時からの授業に間に合った。自分でも何が何だかわからないが、ともかく朝から調子がよかった。
1限の語学の授業に出た。Academic Presentationという授業。学期中に学生が各自2〜3回発表をするというもの。最初の授業なので授業の簡単な紹介のみ。先生は外国の人でシェイクスピアとかを研究している人らしかった。彼は私はコトワザがすきだと言ってこう書いた。
「Practice makes perfect.」(練習が完璧をつくる)
「No pain, no gain.」(苦労なくして得るものなし)
学問はわかりやすいものではありません。だけどとても魅力的なものです。苦労して獲得することに意味があるのです、というようなことをおっしゃって、こういうひとは信頼できるなあと思った。
昨今のテレビ番組の捏造事件のことなどを思わずにはいられない。わかりやすさばかりが優先される。そして科学が「わかりやすく」説明される。わからないことに耐えて考えることに価値があるのに、それじゃあまったく台無しである。
授業後、しばし大岡山キャンパスの図書館で過ごす。朝早く授業があるせいか、案外快適だった。明日の試験勉強をする。離散システム論という授業のオートマトンという単元。頭が冴えていて、はかどった。一段落したところで昼食を食べて五反田のCSLに移動。
1時前だったが学生スペースには誰もいなかった。早稲田にいた頃のオレは、遅く来ることで有名だったけれど、茂木研だと早く来る部類にはいるのかもしれない。もっとも、早稲田時代はコアタイムという決まりがあって、それは会社でいう勤務時間みたいなものだ。(厳密に守られているかは別にして)朝10時から夕方18時までは研究室にいること、というものだが、茂木研にはそんな規則なんかない。来たって来なくたって構わない。何時に来るかもご随意に。ただし、朝六時とか夜10時とかにくるのはダメよ。そんな感じ。
CSLに来てからも試験勉強を続けた。適度に休憩をいれつつ、18時ぐらいまでやった。やはりはかどって、予定していた量を消化できた。明日の試験はなんとかなるかもしれない。でも、そう上手くいくようにもやはり思えない。でもここらへんで手を打つのが頃合いかなと思った。
気付けば三日連続でCSLに来ている。まだやはり気後れは感じるものの、幾分慣れた。ゼミ以外で来るとどうしても場違いな気がして、作業に集中できなかったりしたのだが、今日は来たときに誰もいなかったこともあって、あまり疎外感は感じなかった。定期を買って、通うようにしてみようかな・・・。やはり、机があると作業がはかどる。菊名の自宅だと、机はあるもののちゃぶ台で、床に座っていると腰が痛くなる。本や論文を読むときは半分横たわった状態になるので、たまにはそういう姿勢でものを読むのもいいのだが、いつもいつもとなると集中力が落ちる。作業効率が上がるのなら、疎外感を感じつつもCSLに行く価値はあるだろう。
ここのところ、ともかく毎日日記を書くようにしている。目指すのは「忙しいから」とか「書くことがないから」という理由で中断することなく定常的に文章を書き続けること。茂木さんはまさにそれだ。あんなに忙しいのにそれに無頓着にあの質と量の文章を書き続けている。茂木さんが書かない日はおそらく物理的制約があって書き込み作業ができないときだけだ。文章を書き始めるとき「何を書こう?どんな風に書こう?」とあらかじめ考えることなく、書いているときも「どんな表現をしたら適切か?書き残していることはないか?あるいは余分なことを書いていないか?」ということを考えることなく、心の中に漂っているその日の”感触”を蛇口をひねって水が流れるように書けないかという試みである。今の気持ちはこういう言葉で表現できるか?それともこうか?と悩むことなく、自動筆記みたいな感じで書けるようにならないかと思っている。茂木さんのように抽象的なことや哲学的なことやユーモアの利いたものは全然書けないけど、ともかくそのような方針で書いています。
明日からもこの体と心の快調さで過ごせたらいいな。きっと反動が来ると思うけど。明日は試験の後、ゼミがある。普段のゼミの部屋がとれなかったので神田の「竹むら」というあんみつ屋でやるという。神田に行くんだったら昼は久々に「松栄亭」で食べようかなと思っている。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1