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朝早くにすずかけに行く。オレは研究構想発表会を1月にやったけれど、お隣の研究室の同期は今日だった。お隣さんは何する人ぞ?と思って見に行った。発表者は全部で5人しかいなかった。
同時に博士の中間発表があって、そのうちの2件に茂木さんも来るはずなので待っていたが来なかった。電話すると、「今日あるのは知っていたけど一件目の方は連絡が来ていない!」とのこと。茂木さんは二つめの発表には間に合った。合間に、ほんの少しだけど研究の話ができた。見てもらいたい書類があるので終わるまで待っていたら、終わった途端に博士の方とお話ししながらすぐに帰っていってしまう。「じゃ!」と言われて、思わず「じゃ!」と返してしまった。見てもらいたい書類があったんだけどまたでいいか・・・と、そのあまりのあっけなさにしばらく呆然として踵を返したのだが、やっぱりダメだ!と思って走りだした。結局、学校から駅まで走って捕まえた。
駅前のベンチでノートPCを広げ英文の書類を見てもらいながら、「これはちょっとやそっとじゃ直らないな」と言われたが、すぐに出さなきゃいけない旨を伝えると、「じゃあ本当に必要最低限だけ。こういう素朴な文章もいいかもしれんし(笑)」とでちょこちょこと修正された。どうも、まだまだらしい。
今日の午後は大掃除大会だった。オレと同期の石川は「M部屋」から「D部屋」にお引っ越しをした。「M部屋」は茂木研と中村研の修士1年が使う部屋だ。一人に一個、机が割り当てられる。その机から私物を撤去した。さらば右奥のマイテーブル。「D部屋」は修士1年以外の茂木研の学生が使う部屋だ。個人の机というものはなくて、いつもは大テーブルに思い思いに座る。かなり大々的な掃除をやって、D部屋の机の配置換えをやはり大胆にやった。結構な重労働だった。
その後、専攻の懇親会。専攻の学生全体が集まりパーティのような感じで、立食で食べて飲む。何故かこういうパーティでは良くつるむようになったK研のMと冗談を言いあい、JAVAの授業をしてくださった先生に「僕は先生のお陰でプログラミング全般ができるようになりました!」とお話をした。
そして、今度は研究室に戻ってきて中村研・茂木研のメンバーで歓迎会。茂木研には新一年生が3人入ってくるのは前から知っていたが、驚いたことに中村研にも新一年生が3人入ってきた。人がグンと増えて、これから俄然盛り上がるような予感がする。
新しく入ってきた彼らを見ると、去年の今頃から夏までの記憶が蘇ってくる。あれは、掛け値なしに頑張ったと言える数ヶ月だった。当時は息も絶え絶えで走っていたが、今思うと気持ちのいい疾走感で全力疾走していた。毎日授業と課題に追われて、目の回るような忙しさ。慣れないプログラミングとの格闘。次第に強くなってくる日差し。慣れてくる環境、親しくなる友達。強烈な体験だった。彼らをそれとはなしに眺めながら、君らもその中に入っていくのだと、密やかにほくそ笑んだ。
オレはオレで彼らに追い抜かれないようにまた突っ走らなければならない。楽しみである。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1