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1/31の日記を追記して、1月に読んだ本を書き出してみたけどたった3冊しかなかった。うごー、情けな。過去の読書記録。目標は年間100冊なのだが、依然として達成できていない。最高は50冊(2004年)。それ以降はきちんと記録をとっていないけど大幅に下回っているのは確か。理由ははっきりしていて、4年になって研究生活がはじまって、論文や教科書を読む時間が圧倒的に増えたからだ。だから、活字を読む量自体は変わっていないような気がする。むしろ活字を読む量は増えていると思う。映画も週に一本はみるぐらいのペースでいきたいと思っている。
最近、立て続けに違う三人の人から、「若いうちに、時間があるときに旅行に行った方がいいよ!」と進められた。それはそうだと思っているんだけど、なんとなく実行に移せないでいる。やはり先立つものがないからそう簡単に行動を起こせない。「ここにいって、これがどうしてもみたい!」というのがないのも問題だと思う。でも、こう何人ものしかも全くそれぞれがつながりがない人に立て続けに言われると、もっと積極的になったほうがいいんじゃないかという気がしてくる。春休みに、どっかいこうかしら。
その話とは別に、「かわいい子には旅をさせろ」という諺があるけれど、これは決して、「子供がかわいかったら旅をさせて楽しませてやれ」という意味ではない。昔は旅というのは寝るところにも食べるものにもひどく不自由する生活で、とても大変なことだった。だけど、若いうちにそういう苦労をすることで成熟した大人に成長することができる。だから、子供がかわいくて、苦労をさせたくないという親心はよくわからるが、苦労をさせて成長させるのが本当にはその子のためになるから旅をさせよ。そういう意味だ。「若いときの苦労は買ってでもしろ」と同じ意味。
イタリア、フランス、ドイツ、スペインなどヨーロッパはもちろん興味あるが、チェコのような東欧、トルコのような西アジア、キューバ、アフリカにも興味がある
今日も英語をやったあと、喫茶店でカンデルを訳す。ずーっと家の中でやっていたので、逆に喫茶店とかの方が集中できたりする。インターネットというディストラクタ(気を散らせるもの)からも遠ざかることができるし。やはり訳す速度がはやくなった。そうはいっても、単純に、訳すテクニックが身に付いただけのような感じもするし、基底核の知識がある程度ついたのでそれによって支えられている速度アップでもあると思うが、昨日も書いたように英語メモリの増加はやはりしたように思う。
最近思うのは、この修士1年の間、特に後半、カンデルばかり読んでいた気がする。いままでこんな風に思ったことはないのだけど、カンデルばかり読まずにもっと論文を読むべきだったと思うようになった。確かに、脳科学の分子生物学的、解剖学的、病理学的な知識はついたのだがでもそれが今の時点で実質的な意味ではほとんど役に立たない。研究を進めるにあたってはほとんど無力と言っていい。こんなんでは研究がすすまない。構想発表会のすこし前あたりからそんなことを思うようになった。結局、もっと具体的に研究のことを考えなければいけなかったのだと思う。論文を読んで、まさに今、どんな研究がどんな文脈で行われていてその中でどんなやり方があって、そしてどんな問題点があるのか?その問題点を打開するには?その文脈に対して新しい風となるような視点や実験パラダイムを提供できないか?まさにそんな風に考えて論文を探しては読み、探しては読みするべきだったと思っている。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1