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今日は月曜日ということで読書部カンデル輪読。7章、膜電位。静止電位の話!等価回路の話!段々と、神経科学においてまず押さえるべき所を押さえていっている感覚が気持ちいい。イオンチャネルを抵抗と起電力と見なす等価回路の話はイメージとしてはわかるのだが、いまひとつ精密にとらえ切れていない気がしてもやもやしていた。今回は等価回路がなぜそうなるか、そして、実際に式を立てて膜電位を計算するということもみんなでわいわいやったお陰で理解することが出来たように思う。
ここらへんの話は、学部の時にやった電気化学・電池科学の話とかぶる。久しぶりにネルンストの式(Nernst eq.)を見て、なんだか懐かしさが込み上げた。ネルンストの式は、今も当時も腑に落ちない天下りな式だったが、こうして再会してみるとなじみが湧いてくるから不思議だ。ネルンストの式のいわんとするところは、膜内外のイオンの濃度とそれによって生じる膜内外の電位差をつなぐ式である。イオンは確かに電荷を持っており電場を作るが、あまたあるイオンの電場が重なったとき膜の内外にどんな電位差を生み出すかは自明ではない。それを計算したのがネルンストの式だ(と思う)。
そして今日も芸大に行った。めずらしく早めについて、学食の売店で飲み物を買った。お金を払うとレジのおばちゃんが「ちょっと、くじをひいてって」といったので言われたとおりにした。くじを引いて「ああ、残念でした、って書いてある」といったら「おりがとうございました」といって小さくお辞儀をしてくれた。それがとてもチャーミングだったのですごく印象に残っている。
この日は授業後の飲み会も楽しかった。元気だったので、ひさしぶりに色んな人と話をした。
写真を追加しました。2006/11/14の日記に貼ってあります。
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Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1