フェムトセカンド過去ログ

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■2008/1/8 火曜日

確率的な写像

本日はすずかけ台で関根さんの博士論文審査会。ラボメンバーの半分ぐらいが駆けつけた。関根さんはよくやったと思います!終了後はてんてんで昼食。今回はとろろ刺身丼を頼んでみた。山芋のとろろと鯵のたたきが両方乗った丼で、鯵がすごくおいしかった!柳川さんがしきりにネットビジネスの話をしていた。

確率について考えた。ある系の時間発展を考える場合、微分方程式を立てて、それを解析的にしろ数値的にしろ解くことで初期状態から時間t経過した後の状態を計算することができる。だけども、そもそも微分方程式を立てられないほどわけわかんない場合はたくさんある。そこで確率。ある状態の時に時間t経過後に状態Aになってる確率がP(A)、状態Bになってる確率がP(B)、状態Cに・・・という具合に確率の表を作る。これだと厳密に未来を予測することは絶望的だけど、まあ何度もやってればその内当たりがでるよっていう考え方。
なんか、脳がやってるのもこれなんじゃないかと思った。ある状態に大して毎回違う方程式を立てて計算してたんじゃ時間もコストかかるし、メモリーも足りない。そうやって、複雑で状態ごとに全然ちがう微分方程式を脳内で作って予測しながら行動するより、ある状態の時はこの確率でこの行動をとるといいんじゃない?みたいなことしてるんじゃないか。脳内で方程式を作って計算するのはきっと大変なことだろうけど、状態Eのときは確率0.7で行動Aをとり0.3で行動Bをとるという風に確率的に決めてしまうと全然計算量が少なくてすむじゃないか。どんなに事象が複雑でも、あるのは一枚の表ですむのだから。つまり、状態から行動への変換を関数的な写像として記述するのではなく、確率的な写像として記述するとでも言おうか。(「確率的な写像」って写像の定義に反するような気もするが)ニューラルネットワークがシナプスにおける多数決制で動いているということと、この確率的写像の考え方はとっても相性がいい気がするんですけど。どうすかどうすか。
指導教官のひととかうちの研究室の人とかはきっとこういう考え方嫌いだろうけども。
クオリア日記 2006/11/11 ココロのタテカン

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Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
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