フェムトセカンド過去ログ

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■2008/1/3 木曜日

思い出のteacup

うちの家屋事情とネット事情は他の家の人には不可解なので説明しないけど、ともかく今日はネット回線Aに付いている無線LANルータをネット回線Bのモデムに移動しようと画策し、やってみたところ、全然うまくいかなかった。ルーターが何度フリーズし、何度初期化したことか。PPPoE接続機能をなくして、単なる無線ルーターとして動作させればいいのだと思うのだけど、どうもうまくいかずに諦めた。

ネット回線Bにはオレが学部時代に愛用していたDELLのPC「でるお」くんがつながっており、その無線ルータはwindowsからしか操作をうけつけないので、久々にでるおくんを使った。でるおのブックマークは当時のまんま残っていて、茂木さんのクオリア日記も、今のココログのURIではなく、teacupだった頃のURIのままだった。このころのクオリア日記はココログのクオリア日記とは趣が全然異なる。それは、あの頃と今で茂木さんを取り巻く環境が変わったことを反映しているんだろう。
teacupのクオリア日記

ふと思い出して、オレが茂木さんをはじめて目撃した日の日記を探した。それは学部3年の6月だった。その頃は、他学科の学生に混じって受けていた量子力学の授業の雑談で一度だけ茂木健一郎という名前を聞いただけで、心脳問題もクオリアも知らなかった。当然茂木さんのこともさっぱりしらなかった。その日、キャンパスに「茂木健一郎講演会:クオリアとはなにか」という立て看板が立っているのを発見して、それをみて「あ、授業で先生が言ってたひとだ」と思った。「クオリアとはなにか」という題目は、クオリアという単語を知らない人間にとってどんな話が聞けるのかまったく想像がつかなかった。かろうじて「クリオネに似ているけど、きっと全然関係ないんだろうな」という憶測だけできた。クオリティーだかアクエリアスだか知らないが(苦しいか・・・)、たぶん聞いても興味もてないだろう。そう思いはしたものの、茂木健一郎という人はきっと面白そうだ、と思って理工学部のキャンパスから文学部のキャンパスまでわざわざ聞きに行ったのだった。あれでオレの人生は変わったのだった。

パーティーなどで、 投稿者:孤独 投稿日:2004年 6月20日(日)05時42分50秒
私が黙っていると、「お疲れですか」とよく言われるのだけども、疲れているのではなくて、内面に沈潜するモードに入っている時が多い。そういつも、陽気に人と話すモードばかりでもいられない。
 午前中、一橋大の野中郁次郎さんが主催される「日本型独創経営を考える会」。第一回に私が喋って、第三回の今回は文芸評論家の福田和也さんがスピーカーだった。
 朱子学の受容と武士道の問題。
 終了後の懇親会で福田さんといろいろ話す。文芸誌en-taxiや、江藤淳さんのことなど。
 早稲田大学文学部に異動して、早稲田大学心理学会での講演をする。
 近代合理主義の概念セットでは意識の問題は扱えない、だからデカルト的転回をもう一度やる必要がある、という趣旨の話。
 終了後、これから物理をやろうという学生から、がーん、物理はダメなんだ、という質問を受ける。それは、きっと、ダメでしょ。だからと言って、勉強することがムダということではない。他の学問体系に比べて、やはり物理はそれなりのアドヴァンテージを持っている。客観的ふるまいを記述するという立場からの物理主義は死なず。
 夏目坂の「そうせき」で懇親会。早稲田OBで、今は築地で魚屋をしている、という中村さんという人がなかなかの人で、いろんなはかりごとをしている。懇親会を「そうせき」にしたのも、講演会の前になぜかワグナーがかかっていたのも、みな中村さんの差し金で私の嗜好を考慮してとのこと。うーむ。
 中村さんが、ぱあぱあいろいろなことを言ってくる。永六輔のようなクセのある方である。うーむ。 次第に、沈黙の時間が長くなっていく。
 ひょんなことで、アーティストの安達さんに誘われ、佐々木宴会部長とともに新宿御苑横の金美齢さんの事務所であったパーティーのようなものに行く。
 なんだか場の力学のようなものが読めず、沈黙する時間が長くなる。 資生堂のワード担当のヒトとか、NHKの古典芸能担当のヒトとか、そのあたりのヒトとお話して、あとはじっとその場を見ていた。
 ベランダから見た新宿御苑の森の黒々としたシルエットと、その向こうの六本木ヒルズ、新宿副都心のビルの光のコントラストが綺麗だった。
 わーっとヒトがたくさんいるのに、孤独に感じるというのはどういうことなのだろう。

講演の後の飲み会におそるおそる参加してみたら偶然茂木さんの隣になってしまったのをよく覚えている。今思えば、離れた席に茂木さんの関係者っぽく座っていたのは関根さんと恩蔵さんだったような気がする。必死で茂木さんと話をしようとしてトンチンカンなことを聞いたり喋ったりしてた。漱石にゆかりのお店だった。向かいに座ってた魚屋のおじさんがすっごくよく喋ってた。茂木さんは唸っていた。あの頃もMacで忙しくネットモバイルしていた。

なんだか、初心を思い出してしまった。初心を思い出したいときは、teacupのクオリア日記が効く。この頃に茂木研の学生をやれてたら、きっとすげえ楽しそうだ。

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This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1