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■2007/10/3 水曜日

「脳波の旅への誘い」市川忠彦

10/03 「脳波の旅への誘い」市川忠彦

研究室にEEG(脳波計)が導入されて、とりあえず、脳波に関する本で軽く読めるものを読みたいと思っていた時に、関根さんがこの本を貸してくれた。関根さんはこの本を「思ってた本じゃなかった」と言っていたけれど、確かに、オレも同じことを思った。
途中まで読んで、それに気付いたけれど、何かの肥やしにはなるかもしれんと思って通読することにした。結果的に読んで良かったと思う。上のアマゾンへのリンクが第二版で下が第一版。
この本は完全に臨床系の本です。お医者さんになろうとしている人、あるいはお医者さんになったけど脳波の扱いが全然わからない人に向けた本です。主にてんかんの診断や意識障害・脳死、それから子供の発達障害の脳波の解説が載っている。棘波(きょくは)、鋭波(えいは)やα、β、θ、δ波のこと、など、脳波の形とそれの診断の仕方が丁寧に書いてある。確かに、これだけわかりやすく丁寧に解説している本はないかもしれない。
ここで書かれている脳波の見方は自分が思っていたよりもはるかに原始的な方法だった。何をもってしてα波と言うか?それは単に、一定区間内に波が何個あるか数えて、それが8Hzから13Hzだったらα波なのである。(もちろん例外はあるが)α、β、θ、δ波とあるが、単に周波数だけで分類されているのではなく、α波ならこういう形、δ波ならこういう形という風になっていて、周波数以外の情報も単語の中には込められている。
臨床において脳波測定の重要性はMRIやPET、CT、SPECTなどの直接的な脳画像化法の出現によりかなり低くなっているのではないだろうか。それでも、脳波計を使わないと診断できない病気はあるけれども。


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Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
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