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なくなっていた携帯の充電器と神経科学の教科書がみつかった。当初の予測通りすずかけのD部屋にあった。携帯の充電器は普段使わない目立たないコンセントにささっていて、教科書は紙袋にすっぽり入っていて中身が見えない状態で置かれていた。お騒がせしました。
そう、4日間のキャンプから帰ってきました。前回の日記では「行きたくない」という旨の発言をしたけれど、そんなことを吹き飛ばすぐらい楽しむことができた。いっつもこのパターンなんだけどね。行く前はうまくやれるか不安で憂鬱で、だけど行けば誰よりも楽しんで帰ってくる。ボーイスカウト活動を単純に「好き」とか「楽しい」と表現することは自分にはできない。好きだからやってる、楽しいからやっている、という風には自分がボーイスカウト活動に取り組んでいることを説明したくない。それならばどういう理由で取り組んでいるのかと問われるとなかなか説明しづらいものがあったのだが、いまは「ミッション(使命)」という言葉がしっくりくる。好きだからやるやらないじゃなくて、それがオレに課せられた役割であってそう簡単に放棄することはできない。ボーイスカウト活動をしていると、どっちかというとめんどくさいことや大変なことや辛いことや疲れることの方が多い。ボーイスカウト活動をミッションだと捉えていればそういう嫌なことがあっても続けていることを説明できる。
今回のキャンプはリーダーの人数が今までのキャンプの中で最小だった。リーダー4人、ベンチャー2人。厳密には覚えてないけれど例年のキャンプならリーダー6人、ベンチャー4人ぐらいはいたはず。そんなわけで、今回のキャンプではスカウトの班サイトに全然いけなかった。でも本当はそれぐらいでいいのかもしれない。
三日目の山登りでは先発隊として登って降りてきたら、スカウトが頂上でぶっ倒れたという報を聞いて再び登った。初日にも下見のために登ったので、3度登ったことになる。3度も登るなんて初めてである。1回目、2回目は登山で燃え尽きるわけにはいかないので余力を残しつつ登ったのだが、3度目は緊急事態だったこともあり最大限の力で登った。今回のキャンプ中で最もアドレナリンが出た瞬間だった。今回のキャンプは一度も雨が降らず奇跡的に天気に恵まれたこともあって、例年よりは危機感を感じないキャンプだったが、「急いでもう一度登ってくれ」と言われた途端に危機感が瞬間沸騰をした。幸いスカウトの容態は好転し、彼は歩いて下山することができた。
三度目の登山中に考えていたことはリーダーという組織の問題だった。いままでツーカーでやってこれたことができなくなってきている。1を伝えるだけで共同体が持っている暗黙知から10を再現することでコミュニケーションが済んでいたのが、それが難しくなってきているのではないか。旧日本軍のもっていた組織的体質に似ていると思った。
キャンプが終わって自分とリーダー全体の未熟さを痛感したが、それでもなんとかキャンプをきちんと遂行できたのは思いの外スカウトが優秀になっていたことによると思う。ここ数年間、スカウトの能力が低下していることに苦心していたが、ここにきて力が盛り返してきたのかもしれない。最後の晩にやった大営火でのスカウトの威勢の良さは近年稀に見るものだった。
キャンプから帰ってきて三日経った。キャンプの次の日は荷解き作業。昨日は越谷→五反田→すずかけ台→菊名→新宿という長距離移動の一日だった。今日は理研のサマープログラムで知りあったShrutiさんと東工大大岡山キャンパスのK先生の研究室を訪問した。明日はまた越谷に戻る予定でいるがいけないかもしれない。もっと腰を落ち着けて研究がしたい。相変わらず6月のASSCから進展がない。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1