フェムトセカンド過去ログ

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■2007/7/31 火曜日

サマープログラム8日目

昨日の朝、ホテルから理研まで走った。全ての経路を走りきるほどの体力はないが、それなりに速いスピードで走り続けときどき歩いた。あんな風に走るなんていつ以来だろう?連日のレクチャーで短期的には疲弊しているが、数ヶ月のオーダーでみると、フィジカルな強さが向上しつつあるのを再認識できた。高校を卒業して浪人生をしていた頃の18歳、19歳あたりが自分の体力がもっとも高かった時期だと思う。あの頃の移動手段は主に電車と自転車と走りと歩きだった。歩いているとむらっと走り出したくなる瞬間があって、塾から駅に移動するときなどむやみやたらと走っていて、最寄り駅ではなく数駅先まで移動した。でも気付いたらそういう衝動は湧かなくなっていた。時間に遅れていても「急がなくちゃ」とは思っても走り出しはしなかった。それが今日、「遅刻だ!」という焦燥が自分を走り出させた。身体の状態が当時の状況に戻ってきているように思う。

連日の授業も2週目に突入し、週末も東京観光などしていたので、いい加減疲労が蓄積している。昨日はそれで、誰かと話をする気力もなく、あまり積極的に話しかけなかった。そしたら誰も話しかけてこないことに気付いた。この非対称性ってなんなんだろう。誰もオレに興味ないってことか。東京観光の時は、けっこう英語ができるようになったように感じたが、昨日の授業はあまり聞き取れなかったし、遂に質問してみたのだが、しどろもどろの英語で聞きたいことがきちんと聞けなかった。だけど、ときどき自分でもびっくりするぐらい流暢に英語が話せて、クリアに相手の言っていることがわかる瞬間があった。ほんとうに時々だけれど。それも日常的な会話においてで、科学的な議論の時は全然ダメだ。

授業は前半が、Klaus-Peter Lesch先生でマウスからヒトまで幅広くやっている。遺伝的素因の違いとビヘイビアの違いをEEGやfMRIなどを使った研究があって、それはすごく参考になった。セロトニン輸送体遺伝子がショート型かロング型かで、分けて測定すると有意差がでる。そのアプローチは有りだと思う。午後はZhigang He先生で脊髄におけるAxonのregenerationの話。正直あまりわからなかった。まあともかく爬虫類までは神経新生が起こるのに、それ以上の動物では起こらないのはどうしてか?神経新生はAxonのガイダンスを含めどのように制御されているのか?そこらへんに問題意識があるのはわかった。

正の感情も負の感情も大量の情報と共に大きな濁流となって耳と目を通過してゆく。今日で7月は終わりで、残すところサマープログラムも今日を含めてあと4日である。そして今日は自分のポスター発表。「やりたくねー。どっかに隠れていようか?」、と思いつつ、逃げてどうすんだよとも思う。どうなるかしら。

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This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1