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朝、まだ目が覚めなくて布団の中でボーッとしてたら家が揺れはじめた。半分眠った頭で、けっこう大きい地震であることを自覚していた。もしかしたらこのままとんでもない強さの地震になるかもしれない、という危機感を頭の片隅(気分的には左頭頂後葉あたり)で覚えながら、傍目から見たらひたすらぬぼーっとしていた。妹が「しんちゃん地震だよ!」と声を掛けてきたが、やはり「んー・・・」とぬぼっーと返事をするのみだった。きっと妹は「この人は逃げ遅れて怪我をするに違いない」と思ったに違いないが、オレはきちんと状況を把握していて、ほんとうにやばくなったら飛び起きて一分の無駄もなく危機回避行動を起こす算段を立てていたのだった。
理研のサマープログラムで7月29日はこっちに来られなさそうなので、車で市役所に期日前投票にいった。帰ってきたら庭で親父と近所のおばちゃん二人が茶を飲んでいた。ザ・ご近所茶飲み会。日本から消えつつある風景のひとつだろう。親父はビールケースをひっくり返して座っていた。オレは転がっていた一斗缶の上に転がっていた板を置いてそれに座って茶飲み会に参加した。これを平和と呼ばずして何をか呼ぼう(反語)。
夜は会社で購入予定のバーコードリーダーに載せるアプリケーション作りをした。前回これを作ったのは3年とかそれぐらい前で、その時は今より圧倒的にプログラミングの知識が無く、アプリケーション作りは難航した。ところが、今やってみるとかなりすらすらできる。我ながら進歩したんだなーということを実感。
オレが研究のテーマにしている「自発性」について、前から薄々感じていたけれど今回学会に言ってはっきりとわかったことがある。オレが知りたい「自発性」と今実験で見ている「自発性」は別のもののようだ。今実験で見ている「自発性」は「自発性」というよりは「随意運動の非自明な発生」というような表現の方が近い。学会のアブストを書くときにオレが「spontaneous movements」と書いても茂木さんには大抵「voluntary movements」と書き直されてしまうのが解せなかったのだが、ようやくわかった。やはりオレの知りたい「自発性」はうつ病や統合失調症の陰性症状などのapathyとかavolitionとかの方が近い。
自発性について考えていこうと決めたときから「自発性」というのは異質で容易には分けられない複数の概念からなる言葉で、まずはそれによって表象されている概念群をきちんと切り分けなければならないというのは思っていた。4つぐらいに分けられるという気がしていたのだが、まだその4つにわけるcriteriaはわからない。が、ともかく二つにはわけられそう。
そうそう、これ、札幌から帰ってくる飛行機の中(7/13)で読み終わった。ペンギンリーダースの「Gone with the Wind: Part 1(風と共に去りぬ 前編)」。こないだ読んだ「Rain Man」よりレベルが1だけ高いだけなのに、読むスピードが半分ぐらいになってしまう。それはともかく、このお話、結構面白い。ジェットコースターのようにいろいろ事件が起こるので、はらはらしながら読める。さながら昼メロドラマとか韓流ドラマのような派手なドラマ性がある。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1