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学会三日目は二人の先生とお話が出来た。ひとりは二日目のミトコンドリア機能障害のセッションで座長だったK先生。K先生は去年の理研のチュートリアルのMental Disorderの回で講義を聴いたし、神経科学会か統合脳かSfNでもお見かけした記憶があり、また、今回の学会中も自分が聞いている講演をK先生もいることが多く、勝手に親近感が感じていた。「統合失調症が低血糖でも似た症状が起こることと、ミトコンドリアの障害は関係があるでしょうか?」と質問したところ、「低血糖で統合失調症の症状が起こるというのは信じがたく、意識障害は起こってもそういうことは起きないでしょう」とおっしゃられ、「低血糖とミトコンドリア機能障害は関係なく、いまのところわからないけれど、ミトコンドリア機能障害が細胞死や細胞の機能障害が起こり、その結果双極性障害が起こるのでしょう」という答えが返ってきた。低血糖が統合失調症様の症状を引きおこすというのをピシャリと否定されてしまったのはショックだったが、逆にそれはそれでスッキリした。自分が考えていることは否定されてしまったけど、精神疾患に関してこれほど手応えのある会話ができたことはいままでなかったので、自分にハッパをかけて話しかけて良かったと思った。ほんの少しの会話に過ぎなかったけれ、それでもすごくしっかりとした手応えがあった。大脳基底核ループと統合失調症に関して自分が持っている自分のアイディアは弱気になってしまって言えなかったので、次にお会いしたときに聞いてみたいと思う。
お会いした二人目の先生はH先生だった。去年の夏にやはり札幌であった統合脳シンポジウムのポスターセッションでかなり長い間話をしてくださった先生だ。その時の別れ際に薬理に関する勉強会をやっているのでよかったら来てくださいと言ってくださったのでこっちのメールアドレスを教えたのだが連絡は来ず。てっきり忘れられてしまったのだと思っていたが、今回ポスター会場でお目かけして声を掛けさせていただいたら覚えていてくださった。ちょっと立ち話をしてその後の研究経過などをお聞きした。名刺をいただき、帰ってきてからその名刺に書いてあったメールアドレスにメールを出したらきちんと返事をいただけた。よかった。8月の終わりに統合失調症に関する勉強会がありそれに呼んでくださるとのこと。
ポスターセッションではまたいくつかのポスターの前で話を聞いた。うつ病患者のfMRIの話とNIRSの話。NIRSは皮膚電気抵抗や反応時間、視線の動きなどのような部類の測定なのだなという印象をうけた。EEG・MEGやfMRIとはちょっとレベルが違う、そんな印象を受けた。
午後のセッションは何度見てもプログラムに興味のでそうな演題がなく、それでも我慢して適当に聞いていたけど結局飽きてしまって途中で退散した。それまではfMRIなどの脳画像化や遺伝子・分子生物学的解析の話が多かったが、その時のセッションはまさに「薬理学」という感じの演題が多かった。
学会会場を後にして、大通公園駅に出た。とくにあてもなく。駅の中にあった地図を頼りに二条市場に行った。二条市場には魚屋さんが20軒ぐらい密集している。そのうちの一軒で食堂もやっている店にはいった。ウニいくら丼(3000円)を食べた。おいしかった。とても。
ウニが甘く、いくらからは膜がはじけると旨みがしたたり出てくる。おいしかったので勢いで家族へのお土産にその店のウニといくらを買ってしまった。学会中は学会会場とホテルの往復でほとんどお金をつかわなかったのでフンパツしてしまった。
その後、ボーイスカウトの先輩で札幌に勤務している先輩に会いに行った。先輩はデパートの中のある洋服屋さんに勤めていて、勤務中にもかかわらず押しかけてみた。お互いの近況などを(先輩は仕事中なのに)話して、せっかくだからズボンとシャツをみつくろってもらって買ってしまった。
帰りの飛行機は札幌から羽田まで飛ぶ最後の便で、羽田に着いたら夜の11時を過ぎていた。この日は実家に帰ったのだが終電があるかはらはらしながら帰った。平日だったので何とか帰ることができた。帰ったらもう深夜の二時ぐらいだったので両親は当然寝ていて、妹だけ起きていた。鮮度が落ちる前においしいうちに食べて欲しいと、妹にはちょっとだけお土産のウニといくらを食べさせた。それでその日は泥のように眠った。
次の日、すなわち土曜日はボーイスカウトの夏季キャンプの下見に行く日だった。朝7時に集合だったのだが、朝七時に先輩からの電話で目が覚める。結局30分他の方々に待っていただいてしまった。すみません。完全に寝ぼけまなこで群馬の花見が原キャンプ場に連れて行かれる。片道3時間。行きも帰りもかなり寝た。雨の中、カッパを着て野営地の確認を行い、当日の買い出しに使うスーパーなどを見て回る。頭が回らず、あまり役に立てなかった。夕方6時頃帰ってきて、ご飯を食べたらバタンキューで寝た。何故にあんなに眠かったのかはわからない。学会の疲れもあるだろうし、車に長時間揺られて疲れたというのもあるだろう。(おそらく脳の前庭という場所を酷使したはずだ。)
そして今日はまた朝から夏のキャンプに向けた会議。朝8時半にはじまって、終わったのは14時だった。リーダー側に立ってボーイスカウトの活動をするようになってからもう大分経つ。毎年、今年こそは今年こそはと思いながらスカウトを育てようとするが、本当に難しい。少しずつでも良くなっていたらいいが、あまりそのような実感はない。なんだか毎年毎年活動が苦しくなる一方な気がする。何とかしたいという気持ちが募るばかりだ。
会議後、今度は親と電気屋に買い物に行く。ハードディスクの容量が足りないから買い足してくれとのこと。買ってから会社に行って接続作業をしたり、その他不満を言われていた点を改善する。そうして日曜日が過ぎていくー。
水曜日に仕事で人と会う用があるので、それまでは実家の方にいるつもりである。なかなか研究がすすまない。来週の月曜日には理研のサマープログラムに行ってしまう。それが10日間あって、それから夏のキャンプがある。そのあとまた北海道に研究会に行くかも知れない。11月のSfNではオーラル(口頭)での発表が決まっているのでなんとしてもそれまでに結果を出したい。EEGを測定する話は一度Tさんとブレストをしたが、何を測定をするかが明確ではないということで頓挫している。どうやったら前に進めるんだろう。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1