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CSLにてEEG実験の被験者をやる。その後、駒場へ移動。バロン=コーエンという自閉症・心の理論の分野で超有名な人の講演を聴きに行く。彼の主張するEmpathizingとSystemaizingという認知能力を軸にした理論展開はとてもわかりやすいと思う。いろいろな示唆を受ける。
その後、ある人の誘いで別の講演会に参加。誰がどんな講演をするのかすら知らずにただ誘われるまま行ったのだけど、これまた楽しく為になる話だった。その後の懇親会にも参加。心理学・認知科学分野の方たちで、知らない話をいろいろ聞く。
いつから自分がこんなにずうずうしくなったのかわからない。もともとずうずうしかったのかもしれないが、それをシャイな性格が隠蔽していたのかも知れない。オレはもともと「何かおもしろそうなことがある」「何か勉強になりそうなことがある」ということに対して嗅覚が鋭いように思う。そこに知識を獲得すること・知らないことを知ることに対する貪欲さが拍車がかけて、自分の知らない集団のなかでもずかずかと入っていく性質が形成されたのだと思う。
小学校・中学・高校・大学までの勉強はぜんぶ「塗り絵」だ。あらかじめ線が引いてあって、そこにいかにキレイに色を塗るか。そういう世界だったのだと思う。それなりの手先の器用さとそれなりの色彩感覚があればいい成績がとれる。白黒の線図がカラフルなイラストになれば誰だって嬉しいし、そこにいかに上手く正確に素早く塗るかというような競走の要素が入ってくる。そうして成績の優劣が決まっていく。
でももうそんなことをしていても仕方がないのだ。オレは色を塗るんではなくて、絵を描きたい。誰も描いたことのない絵を。美しい絵を。壮大な絵を。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1