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風邪をひいた模様。昨日帰ってきてからすぐ寝たが、今日の朝起きたら完全に風邪の症状になっていた。鼻と目の充血と微熱。竹内薫さんの症状に近いような気がする。でも花粉症っぽくはないのでやはり風邪だろう。
一日安静にしていた。というか安静にせざるを得なかった。生産的なことがまるでできないのがすごく苦痛だ。やっとASSCの提出が一段落して、それから試験が一段落して、やっと研究に戻れる!と思っていたのにこんな風に足止めをくらうとつらい。
明日とあさってはボーイスカウト関係の活動だったのだが、とても参加できる感じではないので、とりあえず明日は不参加にさせてもらうことにした。日曜日には回復していたらいいな。ボーイスカウトの活動に参加できなくなってもうしばらく経つ。たしか1月から行ってないはずだ。他のリーダー方に迷惑をかけてしまって申し訳ないなと思う。でもいまは研究のことで頭がいっぱいで、時間的にもだけど、精神的にもそっちのことに考えをめぐらしている余裕がない。ボーイスカウトの活動は課題が山積みでひとつひとつ解決していきたいのだが、なかなかそれについて考える時間や考えたことを実行する時間がない。
今、脳科学は1920年代の量子力学の黎明期のような様相を呈しているのではないかと思う。古典物理では解決できない事象が生じて、それにたいする様々な仮説が乱立し、やがてそれらが綜合されて、美しい理論になっていく。1920年代だったらオレは間違いなく理論物理の徒になっていたと思う。
脳科学はいまそういう時期なのではないかと思う。主に分子生物学とfMRIなどによる画像化手法によって得られつつある膨大な知見と認知科学や心理学、経済学、医学などの分野からの流入により、脳科学はいまだかつてない大きさの科学になっている。さまざまなフィールドでそれぞれ独自の理論展開がなされてきたが、それらがとりあえず一旦は綜合される時期にあると思う。
各分野の専門用語や概念を大々的に整理する必要があると思う。違った呼び名で読んでいるが、それらは実は同じ事の違う側面を別々に読んでいるだけだということがたくさんあるように思う。そういうのを整理するだけでもずいぶんいろいろな発見があるのではないかと思う。とても似ている概念だけどすこし違い概念同士だと、その違いをきちんと明確にするだけでも新しい知見は得られそうだ。
意識の問題の解決はまだ先だと思うが、早晩、機能マッピングから脳内機能モジュールのインタラクションを詳細に記述できるようになるのではないかと思う。それが解明されることで波及する効果は大きいと思う。精神疾患や行動経済学などがそうだ。
ともかく早く元気になって、いろいろと考えたい。
This web site names フェムトセカンド / femto second = 10-15 秒 .
Author: 野澤真一 / Nozawa Shinichi
since 2006/4/1