Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0

読書: 2008年4月アーカイブ

秋山兄弟の豪胆さ

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この記事は以下のURLに場所が変わる予定です。
http://www.nozawashinichi.sakura.ne.jp/fs/2008/04/post-20.html

ひたすらゴロゴロしたこないだの日曜日。
体力と気力の回復につとめる。

***

司馬遼太郎の坂の上の雲、一巻を読み終わった。
かなりおもしろい。

明治初期の秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)兄弟と正岡子規のお話。
江戸から明治に変わって、激動の時代。
人は何かをして身を立てようとする。
それは今も変わらないのだと思う。

秋山兄弟の豪胆さが読んでいてすごく気持ちがいい。

今年の読書3冊目か?
http://melonsode.fem.jp/fs/log/2008/01/20080105.html
http://melonsode.fem.jp/fs/log/2008/01/20080107.html



***

それから、こちらはモーニングで連載中の「へうげもの」というマンガの
一巻から五巻までを読んだ。
これも抜群におもしろい。

戦国時代、織田信長の本能寺の変の少し前から始まる。
主人公は古田織部(左介)と千利休(宗易)。
数奇物(すきもの)のお話。

数奇物とはスキ者のことではなく、
美しいもの、洒落たものを愛でる者のことである。

これを読んで豊臣秀吉のイメージが一変した。
オレの中には昔大河ドラマでみた
竹中直人演じる秀吉のイメージしかなかったのだが、
これを読んでその狡猾さ、貪欲さ、冷酷さ、を備えた新たなイメージができた。

「侘び」の概念や、千利休がやったこと・やろうとしたことの壮大さも
これをよくとよくわかる。
いままで千利休をお茶をやったひと、程度の認識しかなかったけれど、
千利休が茶の湯を通して成そうとしていたことは
世界を変えるようなすごいことだった。










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