Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0

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short song

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小説  マンガ

帰り道、ふと立ち寄った本屋で買ってしまった。
「ショートソング」

もともとこの小説を小手川ゆあさんが
漫画化したものを読んで気に入っていて、
原作の小説を読みたいと思っていた。

「ショートソング」というタイトルが
あまりにストレートすぎて
灯台元暗し気味に
(タイトルの意味に)
気付かないのだけど、
これは童貞とプレイボーイの二人が織りなす
短歌の物語。

ともかく、出てくる短歌が切れる切れる!

:何もないところで転んだ時とかは何を恨めばいいのでしょうか

:遠くから手を振ったんだ笑ったんだ 涙に色がなくてよかった

:先っぽをしゃぶってもらう時にだけ愛されてると実感できた

:好きだった雨、雨だったあの頃の日々、あの頃の日々だった君

:それはもう「またね」も聞こえないくらい雨降ってます ドア閉まります

ここらへんでやめとこう。
あでも、もうひとつ。

:だいじょうぶ 急ぐ旅ではないのだし 急いでないし 旅でもないし

読書に熱中したせいで、
乗り換えの旗の台の駅を乗り過ごし、
反対方面の電車に乗ったら今度は戻りすぎで乗り過ごし、
さらに菊名でも乗り過ごして妙蓮寺までいって、
帰るのに1時間ぐらい長くかかった。

片方の主人公の妹の名前が若芽という。
若芽という名前は
漢字のバランスはいいのだが、
音にすると「ワカメ」だ。
ワカメという音は名前にしてはかなり不自然でダサい。
作者はなんでこんな名前を付けたんだろうと
しばらく不思議に思い、
そもそも若芽は「わかめ」とは読まないで
別の音で読ませるのではないかと
いろいろ思案をおもいめぐらせたが、
兄が「克夫」という名前なのに気付いて合点がいった。

カツオとワカメか!
あの日曜七時におなじみの
日本一有名な兄弟の妹と弟か!

わかったら
思わずにやけた顔になり
近くに立ってた人にみられた

秋山兄弟の豪胆さ

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ひたすらゴロゴロしたこないだの日曜日。
体力と気力の回復につとめる。

***

司馬遼太郎の坂の上の雲、一巻を読み終わった。
かなりおもしろい。

明治初期の秋山好古(よしふる)・真之(さねゆき)兄弟と正岡子規のお話。
江戸から明治に変わって、激動の時代。
人は何かをして身を立てようとする。
それは今も変わらないのだと思う。

秋山兄弟の豪胆さが読んでいてすごく気持ちがいい。

今年の読書3冊目か?
http://melonsode.fem.jp/fs/log/2008/01/20080105.html
http://melonsode.fem.jp/fs/log/2008/01/20080107.html



***

それから、こちらはモーニングで連載中の「へうげもの」というマンガの
一巻から五巻までを読んだ。
これも抜群におもしろい。

戦国時代、織田信長の本能寺の変の少し前から始まる。
主人公は古田織部(左介)と千利休(宗易)。
数奇物(すきもの)のお話。

数奇物とはスキ者のことではなく、
美しいもの、洒落たものを愛でる者のことである。

これを読んで豊臣秀吉のイメージが一変した。
オレの中には昔大河ドラマでみた
竹中直人演じる秀吉のイメージしかなかったのだが、
これを読んでその狡猾さ、貪欲さ、冷酷さ、を備えた新たなイメージができた。

「侘び」の概念や、千利休がやったこと・やろうとしたことの壮大さも
これをよくとよくわかる。
いままで千利休をお茶をやったひと、程度の認識しかなかったけれど、
千利休が茶の湯を通して成そうとしていたことは
世界を変えるようなすごいことだった。










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