Author: 野澤真一 / NOZAWA Shinichi , version 2.0

グルメ・散歩・お出かけの最近のブログ記事

Curry at Cafe Rouault

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この記事は以下のURLに場所が変わる予定です。
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本日は
「CSL→本郷」
でありました。

本郷での話し合いが珍しく早く終わったので、
久々にルオーでカレーを食べた。
ルオーのカレーは清く正しく懐かしい日本のカレーである。

おっきなジャガイモとチキンが入ってて、
スパイスが効いてて爽やかな辛さで、
らっきょうと福神漬けがきっちりついてきて、
食後にコーヒーがでてきて、
そのコーヒーがまたおいしくて、
コーヒーのソーサーには小さなビスケットが一枚のってて、
ひとつひとつの所為が小憎らしく気持ちよい。

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The Review Exhibition of Tatsuhiko Shibusawa

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6/2 澁澤龍彦展に行った。

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澁澤龍彦という人の著作は一冊も読んだことがないけれど、
このポスターの写真にとても惹かれた。
タダ券も手に入ったし!(某書房経由)

SとかMとか日常で普通で使うけど、
こういう言葉が一般的になったのはきっと
この人のせいなんだと思う。

これまで読んだことはなかったけど、
書店で平積みされていたどぎついタイトルや装丁の文庫は
この人の本だったのかー、と
いままで何度も目にしてきたけど、この作者のものだと
気付いていなかったことに気付いた。

そうかー。
なんか露骨にエロスで手に取るのが憚られていたのだけど、
今度は手にとってみようかなと思う。

http://www.kanabun.or.jp/te0159.html
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0968.html


***

夜、菊名の○座(まるざ)で焼き鳥を食べた。
白レバーが感動的にうめえ!

Part time job as escape

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昨日は、またお台場に出掛けていった。
前回は長沼さんと池上さんの対談だったけど、
今回は長沼さんと武者小路千家の千宗屋さんとの対談だった。

長沼さんブログ
炎と酒の夢日記 2008年05月19日 畠山重篤さん 千宗屋さん


「へうげもの」を読んでから、茶道というものに対する見方が
劇的に変わって、茶道というものに興味を持った。
それで今回、この異色の組み合わせの対談に参加した。

千さんに「茶道におけるお作法やお点前と合理性の関係」について
質問したらきちんと答えてくださって、
とても好感がもてた。

***

今日はまたバイトでした。
取り組んでいたひとつの仕事が一応完成して、
次からはまた新しい仕事につく。

バイトが面白い。
だけども、バイトは自分にとって一種の現実逃避だったりする。

オレの本業は自発性の研究であるが、
その本業が一向にうまくいってない。
「何かをやっている」という感触が全然なくて、苦しい。
何かやってみても手応えはないし、
「これをやればいい」みたいな見込みも持てなくて、
五里霧中で徒手空拳で四面楚歌。

バイトでは「何かをやっている」という手応えがすごくある。
プログラムを書けば動くし、
動かなくてもエラーを解析して修正するし、
ひとつひとつのプログラムが組み合わさってあるシステムになって、
いままでなかった「モノ」ができる。

おまけにプログラムに関する知識をぐんぐん吸収している感覚が
とても心地よい。
吸収した知識をもとにさらに手の「稼働域」が広がる。
いままでできなかったこと、難しかったことができるようになって、
自分が自由になっていく感覚。
そういう成長している手応えが堪らない。

現実逃避にしちゃあ、
時給が発生していて生産的なのであるが、
その時間を研究にあてて未来の自分に対する"投資"にした場合、
その時給と投資どっちが価値が高いか?

そんなのは投資に決まっているわけですが。

連休明け

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朝ご飯を食べて、食器を片付けて、洗濯物を干して、
さあ行くか、と荷物を持ったときに気付いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー 1時間まちがえてたー。

今日はゼミだったのだけど、
普通だったら移動の時間を考えて一時間早く家をでるところを、
ゼミが始まる時間に家をでるつもりで行動してしまった。
通りで久々に優雅な朝だと思った。

が、しかして、茂木さんを含めたメンバーがチェゴヤでお昼ごはんを
食べるのに間に合ったのであった。

なんかすっごい久しぶりにCSL来たー、と思って
スケジューラーを見返したら2ヶ月ぐらい来てなかった。
そんで茂木さんや茂木研のメンバーを見るのもひと月ぶりとかだった。

茂木さんは相変わらず元気だ。
「連休明けの怒濤の研究攻勢を開始しましょう!」
と前日のMLには流れていたし、
チェゴヤでめしを食っているときも
「○○は××で△△なんだよ!」と
今にも中指を高く突き立てそうな気炎を吐いていたし、
先週米国に行ってKim Peekを訪問した際の
Trip reportもvividに語ってくれた。

「Kim Peekって人はさ、とにかく頭が猛スピードで
回っていてさ、それで多動症なんだよ。
うーんって考え込んだかと思うと歩き出して、
そうかと思うと「君は素晴らしいひとだね」と
いって抱擁をしてきたりするんだ」
と茂木さんは身振り手振りで説明してくれた。

オレが
「それ、普段の茂木さんの動きと変わらないですよ」
というとみんな笑った。
「うるさい、ばかやろ」と茂木さんも笑った。
今日はそんな感じでなごみ系なゼミだった。

***

最近どうしてるの?と何人かに聞かれたけど、
うーーん、と考えてしまった。
別に怠惰に過ごしているつもりはないけれども、
「これ!」と表現できるほど何かにかかずらっているわけではなくて、
あれもこれもと細切れにやりながら、
時間がどばどばーと流れていってしまっているのである。

東大の研究会や輪講にいったり、
バイト行ったり、
すずかけで青木さんを冷やかしたり、
ボーイスカウトで越谷へ行ったり、
ダイボ行ったり、
朝ご飯つくったり、
夜ごはん作ったり、
本を読んだり、
日記書いたり、
美術展行ったり、
映画を見たり、
毎日、すくなくとも一つは「今日はこれをやった」、
と言えるようなことをして過ごしてきたハズ。

***

ゴールデンウィークは、適度に羽を伸ばすことが出来た。

後半4連休の二日目には
上野の国立博物館に薬師寺展を見に行き、
四日目にはお台場の未来館にエイリアン展長沼先生と池上先生のトークイベントに行ってきた。

薬師寺展は、薬師寺展そのものよりも
ついでで入った国立博物館東洋館の方が、おもしろかった。
ガンダーラとかインドとかカザフスタンとかの中央アジアとか西アジアの
仏像がたくさんあって、こっちでよく見られる仏像とは造形がことなり、
新鮮で面白かった。

エイリアン展は人が多すぎて、展示は流す程度にしか見なかった。
長沼先生と池上先生のトークでは池上さんがヴォネガットをひいたあたりが
面白かった。


三日目の夜に「ダイ・ハード」をDVDで見た。
ちょっと前に「ダイ・ハード 4.0」を見てから、
もう一度、「ダイ・ハード」を見たい!と思っていた。

ジョン・マクレーン!かっこよすぎる!

洋風かき揚げを口に入れたその刹那

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履修申請の書類を出すために、すずかけへ。
副指導教官の中村先生に書類にハンコを押してもらった。
「これからは博士課程だから、相当苦しむことになるよ」
と言われた。

申請した科目は「知能システム科学講究第五」という科目だけで、
あとは何も申請しなかった。
「知能システム科学講究第五」というのは茂木研でやっているゼミのこと。
昔の自分だったらなめるようにシラバスを見て、
面白そうな授業を探して、
それらの授業をなんとか時間割のなかに詰め込む「最適化」に
血道をあげたところだが、もうそんなことはしない。

この世界のどこかに面白いことが転がっているような気がしてしまっても、
実際はそんなことなくて、
面白いことは自分で生み出すしかない。

***

すずかけを後にして神保町へ。
「みたて-かな」という展示を見に行く。
ひらがなのタイポグラフィによるアート。

それから見本市本店という紙のお店に立ち寄って、
神保町から淡路町まで歩いた。

連雀町の洋食屋「松栄亭」に入った。
ここに入るのはたぶん5年ぶりぐらい。
浪人生のころに、目をかけてもらっていた先生につれられて、
来たときのことを思い出した。
あれは夏の暑い盛りで、
昼間からビールをあおりつつ、
あつあつのメンチカツやらポークソテーやらにかぶりついた。
先生に「おい、あまり食い過ぎるなよ」と言われながら、
争奪戦のように平らげたのを思い出す。

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このお店には「洋風かきあげ」というオリジナル料理がある。
この料理は、夏目漱石が外国からのお客を連れてきて、
「何か面白いものを拵えてください」と言ったことからできた。
松栄亭の初代があり合わせの材料で作ったのだという。

今日はこの洋風かきあげとメンチカツ、それにハムサラダを注文した。
浪人生のころに食べたときはひたすらうまいと思った記憶があるが、
どんな味だったかということは忘れてしまっていた。
またこの味を味わえて満足した。

***

松栄亭をあとにして駅まで歩く途中に、
繁盛しているたい焼き屋さんがあった。
ちょっと並んで買ってみた。

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たい焼きはふつう、鯛の形をしているけど、
このたい焼きは四角い枠の中に鯛の形が浮いている。
食後の口直しにちょうどよかった。

***

淡路町を後にして、御成門へ。
慈恵医大で研究会。
玉大の坂上先生と臨床心理士の森さんのトークを聞いた。
坂上先生は主にサルの電気生理の実験で、見事な研究だった。

坂上先生のページ
http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/gakujutu/brain/sakagami/index.htm

やっている実験はすごく簡単に言うと複雑なsaccade task。

学習がモデルベースかモデルフリーかという議論をなさっていて、
まず行動レベルでみると、モデルフリーであると。
次に細胞活動のレベルでみると、
線条体のニューロンの活動はモデルフリーだが、
前頭葉のニューロンレベルで見るとモデルベースになっているというのが、
かなり鮮やかに示されていた。

森さんは臨床の方で、やはり臨床の方のお話というのは
とてはとてもリアリティーがあって、
文献などで読んでも伝わってこないニュアンスがわかって、
勉強になる。
前頭葉損傷の患者さんのanhedoniaとうつ病のひとのanhedoniaという
症状は言葉で書くとどちらも「anhedonia」という表現になってしまうが、
実際は全然ちがう状態なのだという。
前頭葉損傷の患者さんの場合は、
目に異常なほど力がなくボーッとした状態であるのに対し、
うつ病の場合は精神的な緊張は保った状態であるということらし。

***

すずかけの階段を登りながら、
日差しの強さが春というよりは初夏を思わせるそれで、
長い連休が来て、梅雨が来て、夏が来て、台風が来て、
秋が来てまた寒くなる、ということが24倍速でよぎった。

「刹那に生きる」というのは、
自暴自棄にその場限りの判断に身を任せる、
という意味でとられることもあるけれど、
本当はすべての一瞬を大切に生きる、ということだと知っている。

8年前のあの夏の日に、
松栄亭でメンチカツをはふはふいいながら食べた、
あの一瞬は、もう絶対に来なくて、
そしてそれは今この瞬間にも言える。
この瞬間のアウラは二度と再現されない。

相変わらず月日が矢のように過ぎてゆく。
論文がちっともすすまないっつーのに。



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フェムトセカンド1.0

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